インタビュー

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行澤久隆監督

行澤 久隆 監督

 

1953年7月11日、大阪市生まれ。
PL学園から中央大学を経て、75年ドラフト2位で日本ハム入り。
79年西武に移籍。
88年に現役引退。
92年から06年まで西武でコーチ、10年から12年まで西武2軍監督

 

 

■この春日本経済大学の野球部に就任して、最初の印象はいかがでしたか?

 

まずグラウンドなどの環境面の整備からだと思いました。そのあとで今までのやり方を変えるような、気持ちとしてゼロからの指導をやって行こうという状況です。

 

 

■選手たちの印象はいかがでしたか?

 

やっぱり野球が好きで集まってね、一生懸命教わるまなざしが見えました。素直な子が揃っている。思った以上には素直に自分の指導に入ってきてくれてます。まだまだこれからだけどね(笑)。

 

 

■プロの選手を教えるのと大学生を教える違いは?

 

全然違いますね。プロ選手はお金もらってやっているので、義務と責任があるし、その上で指導も徹底していました。

 

学生の場合は、勉強もあるし、あんまり無茶できないので、そのへんのバランスを考えながらやっていく感じかな。

まず技術よりも野球に対する姿勢から教えてます。大学生の場合、そこが一番大事なところでしょう。

 

 

■野球に対する姿勢とは?

 

野球をする前に生活全般、清潔、整理整頓。何事もそこからやらないといくらやっても身につかない。人の話をきちんと聞くこと、目を見て話す、など、いろいろありますよね。そういうものを身に付けさせた上で技術指導をしないと、身にならないし、伝わらない。意識改革というか、まずはそういうところから教えてます。

 

 

■現在(2014年5月2日)、福岡6大学リーグ戦の最中ですが、試合に勝ったとき、負けたときで選手にどう声をかけてますか?

 

内容ですね。たとえ勝っても内容が悪ければ、ほめることは無いです。逆に反省をしますね。でもやっぱりみんなが一つになって勝ったときには、選手を褒めます。内容によりますね。

 

勝つことに対する喜びと、負けるとくやしいんだ、負けたら努力して強くなろう、という。そういう言い方をする。まず「勝ちぐせ」をつけさせたい。その中での成長を望んでます。

 

 

■大学野球の場合、強いチームとは何でしょうか?

 

バランスですね。投手力を中心としたディフェンスが固いところ、その中で、クリーンアップが打てれば、負けないと思います。少ないチャンスをものにする、そういうチームが本当に強いチームだと思います。

 

 

■練習で力入れているところは?

 

とにかくチームプレイ。バントやバスターエンドランとか、そういうところをきっちりやることが得点につながるので、まずそこを重点的に練習をしてます。 たとえ強くないチームと対戦するときにでもきっちりとした野球ができるように指導していきたいと思ってます。

 

イケイケどんどんでやっているようじゃ、勉強にならない(笑)。ひとつひとつ勉強ですよ。

 

 

■今キーマンとなる選手は誰でしょう?

 

今のところ、張、瀬口、チャンですね。打つ方では。守備では2遊間ですね、センターラインがもうすこしきっちりとしたら、もっとまとまってきますよ。石崎とか、ムードメーカーですね。よくやってくれてます。

 

 

■監督が就任する前と今で、違いを感じることはなんですか?

 

前はイケイケどんどんという野球をしていました。今は勝つことに対しての戦略を重視しています。チームプレイにしても、サインプレイにしても、きっちりできるような、そういうチームを目指してやってますからね。今はできていないから苦しい試合をしてるんだよ(笑)。相手に合わせたようなゲーム展開になっているから。やることはいっぱいあります。

 

ただ、一戦ごとに内容のレベルが高まっていってる。徐々に徐々に理解していってくれてるなあという感じはするね。勝つことに対する欲がでてきたと思います。

 

 

■チームの雰囲気はとてもよいのでは?

 

そうですね。考え方が変わってきたなあというのがよくわかる。ここの選手たちは教わることに飢えているんですよ。いい雰囲気になっていると思います。

 

 

■監督ご自身の目標を教えてください。

 

チームの目標としては、神宮で優勝しかないですね、そのために来てるから。できないことではないから。まだまだ始まったばかり(笑)。

 

僕は純粋に野球が好きで、野球が楽しくて、素晴らしいものだということを伝えていく、それが僕のこれからの野球人としての生き方だと思ってます。野球をしてたら面白いですよ、いくつになっても。そういうところを教えていきたいです。

 

指導者となれるような人材も育てていきたい。指導者はやっぱり選手と向き合えるような誠実さがないと、ダメなんです。選手たちもよく見ていると思いますよ。僕もみっともないことはできない(笑)

 

 

■監督、ありがとうございました!